仕事の周辺  2007

 以前、某新聞の夕刊に「仕事の周辺」という著名人のエッセイの連載がありました。
 それほどのものではありませんが、たまに何かお役に立つ情報があるかもしれません……。


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12月28日
 《今年の終わりに……ちょっと真面目に「人を許すということ」》

 それなりに齢を重ね、文学作品などについて、ふとある瞬間にその内容の重さが理解できることが時々ある。
 たとえば、下の「償い」という曲。以前ある裁判官が、裁判の際に被告を諭すために引用したことでも有名である。

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   償い
           作詞・作曲:さだまさし

 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
 たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

  人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
  被害者の奥さんの涙の足元で
  彼はひたすら大声で泣き乍ら
  ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
  それから彼は人が変わった 何もかも
  忘れて 働いて 働いて
  償いきれるはずもないが せめてもと
  毎月あの人に仕送りをしている

 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
  主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
  それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
  手紙の中身はどうでもよかった それよりも
  償いきれるはずもない あの人から
  返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
  ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
  神様って 思わず僕は叫んでいた
  彼は許されたと思っていいのですか
  来月も郵便局へ通うはずの
  やさしい人を許してくれて ありがとう
 
  人間って哀しいね だってみんなやさしい
  それが傷つけあって かばいあって
  何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
  とまらなくて とまらなくて とまらなくて

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 メロディがない分、やや迫力に欠けるかもしれないが、内容の重みは読み取っていただけると思う。
 人間、一生のうちに何回か、どうしても人を許せない、と思うことがある。
 人を恨んで、苦しいことをその人のせいにするのは、ある意味では楽である。
 けれど、空しいことでもある。
 そこで、人を許そうと思っても、理論的にはわかっても感情的に納得できないことがある。やはり年月が必要だし、「もう許そう」と思える、その瞬間はいつ訪れるかわからない。

  許してもらうために償いを重ねるのは難しい。
  けれども、許すという行為はもっと難しい。

 そのようなことを考えていたときに、さだまさし氏のこんなコメントを目にした。
 「これは実話なんですよ。『もう送金はいりません』って手紙を書いたおばあさんを知ってるんです。
 それ聞いたとき、びっくりして……、なかなか聞ける言葉じゃないじゃないですか。
 旦那さんを交通事故で失って、自分だったら加害者を許す気になるかなと思って、びっくりしたんです。
 でも、被害者の奥さんから『もう送金はいりません』って言われた加害者も(償おうとしたことに対して)えらいなと思って、それで加害者側の歌を書きました」

 さらに、こんなことばも引用してあった。
  「ゆるすということはむずかしいが、もしゆるすとなったら限度はない、──ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、それは初めからゆるしてはいないのだ」(山本周五郎「ちくしょう谷」)

 「償い」は、加害者側から描かれた作品だが、被害者側の辛さや気持ち、「許す」ことの難しさを理解した上での作詞であるから、深みがあり、人を感動させるのだろう。

 そして、人を許すということは、自分が許されることでもある、と思う。
 今年も残りわずか、少しでも多くの「許し」がありますように。そして来年、どうかよい年でありますように。


12月17日
 冬休みの宿題。選択課題として「私の『うめ版』を作る」(果たしてこの書き方で何人の方に理解いただけるだろうか……)というのを出してみた。学生によって反応はまちまち。さて、どうなることやら。

12月15日
 ↓と書いていたら、今日出身大学に行くと、さらにunbelievableな状態になっていた……。
 文学部の奥地、馬術部のあった辺りに、大教室がいくつもある、高層の立派な棟が建っている(「馬はどこに?」と言っていたら、後輩からの情報ではだいぶん前に別のキャンパスに移動になったとのこと)。
 でも思いがけずお会いできた、お世話になった先生は相変わらず(などといっては失礼かもしれないが)で、学部生だった頃を思い出す。ますますのご活躍をお祈りしております。

 (おまけ) 「退休」という語、中国語で引退や停年退職を意味する。発音はtuixiu(←家で中国語辞典を引っ張り出して調べた)。時々使えるかも。
 
12月1日
 研究会で大阪大学に行く。
 阪大に行くのは何年ぶりだろう。たしか就職してすぐ、同じ研究会のため訪れたのが最後だ。その時、大学院の建物などが大規模な工事中および改修済みで、国立としてはかなり目立つ色遣いの建物があり、「さすが阪大」と思った覚えがある。ただ、文学部と、その隣の基礎工学部だけは昔ながらの建物だったが(要するに古い……)。
 それが今回8年ぶりぐらいに行ってみると、まず、石畳。石橋駅方面からの一本道は白い敷石で立派に舗装されていた。阪大のご出身で他の大学にお勤めの先生も、後輩の院生に「なに、あの石畳。随分変わったね」と話されていた。
 そして文学部は一角だけ昔ながらの雰囲気が残っているが、他は建て替えたらしい。それから基礎工学部。帰り道、暗くなってから見ただけだが、unbelievable!と言いたいような(別に英語にしなくてもよいのだが。実際私がつぶやいたのは「うそ〜!」という若者言葉)、白っぽい、エントランス(「玄関」とはいえない……防犯カメラ付き)はガラス張りという、素晴らしくきれいな建物に変わっていた。90年代は遠くなりにけり、か。それでも一時、その時代に思いを馳せてみる。

11月29日
 学級日誌について。
 クラスで日直が書くことになっている学級日誌。「感想」のところ、あまり書いてくれないことが多い。せいぜい「寒いです。」「明日からテスト1週間前。」ぐらい。
 けれども最近学生も慣れてきたのか、たまに気の利いたことを書いてくれる。
  (例)もう少しで12月ですね。来年こそはよい年になりますように。
 こちらも必ず返事を書いているのだが(上記については「『来年こそは』とは、今年はよくなかったのでしょうか。あとひと月ですが、『よい年』にしましょう!」と書いておいた)、面白い質問には、森博嗣の「臨機応答・変問自在」ふうに返答することも。例えば、
  (問)結婚しないんですか?
  (答)主語は?
また、森博嗣氏なら、
  (問)好きな作家はいますか?
  (答)いる。
となるので、同じように、
  (問)先生って好きな人いるんですか?
  (答)いる。
あるいは、
  (問)先生って好きな人いるんですか?
  (答)いない。
と書いてもよいのだが、これについては、
  (問)先生って好きな人いるんですか?
  (答)2Mの学生のことはもちろん全員好きですよ。
としておいた。次の、
  (問)もうすぐクリスマスですね(ハートマーク)
     先生は予定開いてますか!?
     僕とステキな夜を一緒に過ごしませんか……
というお誘い(?)には、「誤字に気をつけましょう……」(後略。続きは学級日誌をご覧下さい)と返答しておいた。もう少ししゃれた質問が集まったら本になる!?

11月15日
 某談話会 学生二人と私が話す。
 そのメンバーの選定について、担当の先生曰く「○○つながりで……」。その後他の先生もそのメンバーの名前を聞いた途端、「わー、みんな○○や〜」(←この先生のほうが○○である。いくら掘り出し物だからって、普通は「銀河」のプレートなんか買わないって)。私は違うもん〜。「みかん」の由来もわからなかったし(わざわざ同僚に聞いた)、「おつせん」も知らなかったし(べつに「おつかれ煎餅」とは思わなかったが)、前に人文総合の授業終了後、学生に「先生、『カレチ』ってわかります?」と聞かれ(何でそんなものわざわざ私に聞くの?!)、「え、何それ?『カレシ』じゃないの?」(数年前、「彼氏」という単語の語尾上げアクセントが社会問題(?)になっていた)と真面目に答えてしまったし(今思い出すとちょっと恥ずかしい……)。
 それはともかく、この学生同士が知り合ったきっかけを聞いて、やっぱり知り合うべくして知り合う、運命の出会いってあるものだなあと感心する。
 (と書いていたら、そのきっかけの「銀河」もついに廃止らしい。私、まだ復路乗ってない……18日)


10月28日
 身内の職場のHP(http://www.seinenza.com/)を見る。「映画放送」のところに、とあるナレーションで有名な方の名前があったので、あれっ、前からそこの所属だったっけ、と思ったら、2006年からとのことらしい。考えたらこのHP、これまで見たことなかったかも。ごめんなさい、これから時々見ます。
 身内も中国公演に行ったり、いろいろ忙しそうだ(「Hot News」にも小ネタあり……)。ますますのご活躍をお祈りしています。

 (おまけ) 某申請書類の様式、今頃になって「ダウンロードできない……」と焦ったが、単に右クリックで「対象をファイルに保存」にすればいいだけだった……。もしかして去年も同じ経験を?


10月20日
 学会で大阪に出張。久し振りに後輩2人と会う。
 3人とも高校生の年代を教えているので、「爆笑答案ネタ」などで盛り上がる。
 私以外は午前中仕事があり、それぞれ「試験答案」「提出課題」を持ち歩いている。大阪の私学ってこういう有能な非常勤講師が支えているんだなぁ、私も課題添削頑張らなくては、と励まされる。

 で、最近読んでいるのが故大村はま先生の本。国語で何をどう教えたらよいか、いろいろ参考にしている。
 この間は、机間巡視(この語は教育界の専門用語)の間にプリントをチェックする、というのを試してみた。出席簿を台にして立ったままプリントを添削するのはなかなか大変だけれど、こっちがチェックして回っていると、私語もせず静かにもう一つの課題に取り組んでいる。おおっ、効果あり。2列ずつ、その間を歩きながら「さっきのプリント見せてね」と左右の学生の分を見て回っていると、何か検札を連想してしまう……。
 最初のクラスでは全体の2/3ぐらいしかチェックできなかったが、だんだん慣れてきてクラス全員の分をチェック!っと思っていたら、あるクラスで授業が終わってから一人の学生が「僕の分見てもらってないと思うんですけど……」。あ、ごめんね、やっぱり私は検札はできない……(でも、以前岡山行きの新幹線で、私の分検札とばされたことがあるけど)。

 《ススキに関する一考察》
 先日16日のスポーツ大会の日。またまた思い立ってススキ狩り(2006年10月17日の記事参照)。
 実は去年とってきたススキの色が赤みがかっていて、穂も細かったので、勤務先の土壌は栄養分が少ないのかな、などと思っていた。それが今年、武道場の近くに行ってみると、昔ながらの白っぽいススキが生えている。ということは、グラウンド東半分はもしかして外来種?! ようわからんけど、とりあえず、こっちの方がいいよね、と武道場前の斜面からとってきた(茎を切っている最中にある学生から「先生、草刈りじゃないですよね」と言われる。「ううん、生け花〜!」と答えておいたけれど)。よろしければ比較してください。ついでに毎年持っていく菊の花も(今年ももうすぐ開花予定)。


10月7日

 昨日の出来事。
 午後開催の某学校行事の後、保護者懇談を設定していた。
 午前中は配達物の受け取りがあり、家で待機。昼食をすませ、休日出勤なので車で……と、いつもの通勤コースを走っていると、途中から渋滞している。この先にはJRの踏切がある。ちょっと嫌な予感。でも対向車は時々来ている。一応車と会話。
 私「ねーえ、この先ってどうなってると思う?」
 車「……」(←当然、「私にわかる訳ないでしょ」、と思っている)
 少しずつ進んで、ついに、JRの踏切が見える所まで。すると、大和小泉に向かう221(大和路快速の列車)と郡山に向かう201(普通列車。もしかしたら103だったかもしれないが、今それは問題ではない)がそれぞれ踏切の手前で停止しており、「開かずの踏切」になっている。ここまで私の車が前進できたのは、ここに至るまでに田圃沿いの細い道に左折あるいは右折した車やら、あきらめてUターンする車があったからである(だから対向車があった)と判明する。
 うーむ、どうしよう。14:30には勤務先に行きたい。でも踏切さえ開けば10分ほどで勤務先に着く(この時、時刻は13:50分過ぎ)。あ、そうだ、こんな時こそ……、と、携帯電話でJRの「列車運行情報」(Bookmarkに登録してある)を見る(もちろん踏切の手前で停車していて運転はしていない)。
 すると、「午後1時04分頃、大和路線:大和小泉駅到着直前に、快速電車の一部のドアに不具合が見つかり点検を行ないました。このため、大和路線の列車に10分〜30分の遅れや、運転取り止めが出ています。」とのこと。
 じゃあ、もう少し待ってみるか、と思っているうちに、徐行しながら列車は動き、漸く踏切も開いたのだった。やれやれ。
 しかし、車通勤でも電車の運行状況の影響を受けるんだな。これから気をつけておこう。
 余談だが、最近(以前から?)JRは油断ならないので、担任しているクラスの、JRを利用する学生(関西本線、王寺以遠の大阪方面)の名前は覚えてしまった……。

 ついでに試験ネタ。
 太宰治の作品名を書く、という問題で、答案に「グッドバイ」とあるのが引っかかる。確認すると「グッド・バイ」だった。やっぱり(当時の外来語表記の習慣。単語と単語の間に「・」を入れる)。まあ表記の問題なので丸にする。


9月22〜23日
 研究会で某大学に行くため、初めて阪神西大阪線に乗る。その後阪神本線に乗り換え。私はもともと神戸人なので、「阪神電車の各駅停車に乗るとひどい目にあう」(阪神本線の場合。通常の電車路線に比べ、駅の数が3倍ぐらいある)というのは常識(?)だったのだが、知らずに乗られた方も。それはともかく、あの神戸の地震の時は、阪急が全線復旧するまで振り替え輸送で利用していたので、ちょっと感慨にふける。

 その後、実家に泊まって23日に帰る。ふと思い立って、今年の春にできたバス路線で実家から最寄り駅へ。小型バスで、今までならタクシーでしか通らなかったやや細い道を通る、1時間に1本しかない路線。けれども、途中の病院前から結構人が乗ってきて、一応需要はあるらしい。最近こういう新路線を作るのが流行っているのかな。時間的にも普段使うバスと変わらないし、私が通っていた中学の近くを迂回して駅まで出るので、結構楽しめた。

(おまけ) 家から研究室に持っていったポトス(蔓植物)が成長して、全長2m20cmを越す。元気なのはいいのだけれど、置き場所が……。

9月18日
 最寄りのバス停の看板によると、この10月からバス路線が変更になるらしい。
 今までは、近鉄の駅----勤務先----終点の住宅地、という路線と、その終点の住宅地----JRの駅という路線がそれぞれあったのだが、それを統合するという。
 そういえばその住宅地近くの学校が来春には奈良市に移転するはずだ。そのせいか。また時刻表変わるのかな。本数減らなきゃいいのだけれど。

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 さて、最近カルチャーの仕事が連続して2回。一つはピンチヒッターで『枕草子』に決まっていたのだが、もう一つの月一回の講座は今回『伊勢物語』を取り上げる。
 『伊勢物語』は高校の教科書にもよく載っている。たとえば有名な二十三段、

  風吹けば沖つ白波……

の歌。
 「心配だ」なんて一言も詠まれていない。下の句には「夜半にや君が一人越ゆらむ」という事柄が述べられるだけである。けれども、庭を「うちながめて」詠む、そういった言葉の裏には、相手の身を案じる気持ちと、それから、「何でこんな夜中に〜、ったく」といった、腹立たしさに近いようなもの(この物語の場合、男性は他の女性の所に通っていくわけであるから、なおさらちょっとしたやるせなさもあるはずだ)も少しぐらいはあったりして、けれども見返りを期待するわけでもなく、ただ相手を想うからこそ、このように詠むのである。

 以前ある評論家が、村上春樹の小説における、主人公と他の登場人物とが「ゆっくり歩く」という描写は、その登場人物への愛情表現であるといったような指摘をしていた(今手元にその本がないため、正確な引用ではないが)。
 優れた文章というのは、感情形容詞をそのまま書くのではなく(たとえば、いくら「悲しい、悲しい」と書かれたところで、読者にその悲しみは伝わらない。多分)、他の表現によって、その気持ちを表そうとするものである。でも結局読者にもある程度の人生経験がないとわからない面もある(私も以前はわからないまま授業してた……。わかったところで、特に授業がよくなるわけでもないが)。

 こういう話は授業ではあまりできないので、先日は「狩りの使ひ」(『伊勢物語』六十九段)のところで、導入部分に「本日のテーマ:デートの日に大事な仕事が入ったら?」などと発問し、「実際、勤めだしたらこういう日に限って『システムがダウンした〜』とかいって残業になったりするんだよ〜」と、何とか学生に興味を持ってもらおうと悪戦苦闘するのであった。

  (おまけ) 最近、近鉄田原本線では、ICカードは使えるようになった(ただし、「スルッとKANSAI」や「Jスルー」は不可。以前の「下田駅状態」(2005年7月30日の記事参照)。その下田駅、というか香芝駅にもカルチャーの仕事に行くことになろうとは)。


8月29日
 《Wordなんて嫌い……の巻》 (多分「お役立ち情報」)

 先日土曜日、クラブの用事で出勤し、昼過ぎには帰ろう、と思っていたら帰れなかった……。
 とある議事録(Word文書)が完成し、あとは印刷して来週事務部に、と思ったら、プリントアウトしたものも、画面表示も所々こんな感じになっている。

  ……われる (←「行われる」のはず)

 以前もこんなことがあったような……と記憶をたどってみるが、思い出せない。「書式」をさわってみたり、新規に打ち直してみてもだめ。さらに、新規文書や以前作成した学生の大学編入試験用のWord文書を開いてみても、同じように文字が重なった表示に。これはほったらかして帰ると、今後Wordが使えない?! なぜ?! どうして?! と焦っていろいろ調べた挙げ句、結局オンラインヘルプ(「文字が重なって印刷 表示」)で、原因が判明。

   http://support.microsoft.com/default.aspx?SCID=kb;ja;841318&sd=offn 

 私が折角だからと「高級なネットワークプリンタ」からプリントアウトしようとして、ちょっと順序を間違ったらしい。Word文書で、プリンタの設定をもと使っていたものに戻すと、すんなり直った。
 でも、原因がわかる前に、その文書を見ていると、マ行やラ行、ヤ行、ワ行の文字が重なっていることに気づく。こんな法則を見つけてしまうのはやはり私の癖?


8月23日
 訂正(というか、気づいていたのだけれど後で直そうと思って忘れていた)一件。
 ↓の《4秒後の世界》のところ、「宍粟郡」「朝来郡」は、例の「平成の大合併」で、現在は、「宍粟市」「朝来市」である。やはり子どもの頃の記憶というのは思わぬところで出てくるものだ。
 今日も某書類を作成していて、名称で一瞬迷う。「どうして『国際』っていうの?」というのはよくある質問で、「『第1種』に分類されているものは、全て名称に『国際』の文字がついています」というのが模範解答らしいのだが、やっぱり通称のほうが兵庫県出身の私には馴染みがある、というか落ち着くし、区別も付きやすい……ということで、正式名称の後に( )で記して提出。この感覚はどのエリア(あるいは世代?)まで共通するのだろう。


8月8日
 今、午前3時半過ぎである。
 久しぶりに夜更かしをして、アイロン掛け(後述)を終え、パソコンに向かっている。
 9年に一度の某行事を終え、ふぬけ状態でいようと思ったが、いろいろ後始末やらたまった仕事があって、漸くこのページを更新。以下、最近の出来事から。

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 《初めての車検》

 早いもので、私が車を購入して3年になる。私の家族は誰も車を持ったことがないので、車検というのは私にとって一大イベントである。
 必要なものはまず「自動車税納税通知書」。これは、以前同僚の先生から「車検の時に見あたらなくて焦った」という話を聞いていたので、「車関係」の封筒にちゃんと保管しておいた。素人としては、過去3年分が要るのかとも思ったのだが、今年の分だけでよい。しかも、車検が終わればちゃんと返してくれる。
 それから当然費用もかかる。購入時の「メンテナンスパック」に車検の費用は入っているはずだけれど、税金等は払わなければいけない。というわけでお店に問い合わせると、意外に時間がかかる。お店の人曰く「リサイクル料金の計算がややこしくて……」。私のように途中からこの制度が適用される場合は、結構計算が大変らしい。

 車検にはだいたい1時間半かかるというが、待ち時間が無駄に思えたので、預けておいて2日後に引き取り。JR奈良駅から久しぶりに桜井線に乗り、あっそうだ、京終駅で降りるには、一番前の車輌に乗らないといけなかったのだ、と焦る。(7/20)

 検査標章や自動車検査証(車検証)はすぐには更新できないので、代わりの「保安基準適合標章」などという縦15p×横10pほどの紙をフロントガラスの左端に貼ってもらう。後日送られてきた検査標章は自分で貼ったのだが、思わず周囲に駐車してある車で貼る位置を確かめる。何かとんでもなく下に貼ってある車があって笑ってしまう。(7/23)

 相変わらず走行距離は少ないけれど、某行事でこの愛車はとっても役に立った。ありがとうね。これからもよろしく。

 最後にお役立ち情報。地震の際は「車は道の左側に停めて」とよく言われるが、できれば駐車場など、緊急車両の邪魔にならないところに停めて、車検証を持って出るのがよい、と新聞にありました。


 《4秒後の世界》

 このタイトルを見て、わかる人も何人か(果たしてこのページの読者が何人いるかは疑問だが)いるはずである。そう、ついに「地デジ」初体験。
 実は、我が家はそんなに広くないのに、食事スペースである和室のテレビを台所で見ることはできない。音も聞こえない。かねてから、台所で炊事をしながらテレビを見たい(せめて音声だけでも聞けたらいいなあ)、と思っていた。すると、技術の進歩のお陰で、最近はポータブルDVDプレーヤーでTVチューナーも付いた、ワンセグ放送も受信できる機種がある。というわけでついに購入。
 噂には聞いていたが、従来の放送とはタイムラグがある(約4秒遅れる。タイトルを「4秒前」とするか「後」にするか迷ったが、何となく語感でこっちにする。まあどちらを基準とするかというだけのことだが)。両方のテレビをつけて選挙の開票速報を聞いていると、ちょっとした輪唱状態。まあでも画質も思っていたよりいいし、これで、天気予報の時などに、手からぽとぽと滴を落としながら、台所から和室に走らなくてもいい。 (7/29)

 それから、デジタル放送になったので、NHKの奈良放送も見ることができるのだが、この後31日に久しぶりに実家(この言い方は問題らしいが)に帰ると、実家ではケーブルテレビになっているせいか、最近は地方ニュースの時間にNHK神戸しか受信できなくて、天気予報は兵庫県の分しか出ない。「宍粟郡」「朝来郡」(読めますか?)の天気(そんなのが出るのだ!)も悪くはないけれど、親はやっぱり近畿一円の天気予報が見たいのである。大阪局の分は映らないのに、これで受信料は以前と同じっていうのは……。


 《儀式》

 今、東京の三省堂書店の喫茶室で、この文章を書いている。
 学生及びオーバードクターの頃は、東京に来たら、この三省堂書店の喫茶室に寄るのが儀式のようになっていた。そういった、何か、「東京に来ている」ということに体を馴染ませるというような時間が必要だったのだ。そして、古本街巡り。就職してからは、時間が無くて、目的地だけに行ってすぐ帰るようなことも多くなったが、久しぶりに、以前と同じように体を馴染ませている(といっても東京に来たのは昨日の話だが)。
 最近は京都から2時間ちょっとで東京に着いてしまうし、日本全国どこに行っても同じ様な街並みが広がっていたりするから、余計にそういう時間が必要な気もする。(8/3)

 (おまけ) 「品切・絶版」の本のコーナーを覗いてしまい、ついついこれまでとは違う傾向の本を買い込んでしまう。
 本の世界も当然奥が深く、以前、奈良の古書市で、「詞の八衢」を4000円ほどで入手。神田の古本店なら2〜3万円はする。きっと何の本かわからなかったんだろうね。ちょっと得したけど、ある意味ではちょっとがっかり……(要するに「見る目がない」)。
 今日は「附録」に「鉄道唱歌」の収められた文庫本が800円、などというものがあって、これには内田先生ご本人もびっくりかも。


 《「博士のごほうび」は……》

 出張先が渋谷からほど近いところにあったので、今回のお土産は「博士のごほうび」にしようと決めていた。説明すると、あのハチ公にちなみ、上野博士がハチ公にご褒美に与えたクッキーという設定のお菓子で、確か犬の後ろ姿の模様が入っていて、味も悪くなかった。かわいいので昔はお土産によく買っていたものである。
 姉と渋谷で待ち合わせて夕食をとることになっていたので、早めに行って、東急百貨店を探してみたが、見あたらない。記憶もあやふやだが結構目立つところにあったはずなのに……。とそこへ姉が到着。あのね〜、昔こんなお菓子があったんだけど……と相談してみると、東京在住の姉曰く、「渋谷は結構変わったからね〜」。やっぱり。確かこんな喫煙コーナーもなかったよね(とある趣味の人には喜ばれそうな喫煙コーナーができています)、などと話しているうちに、姉が「それって、ハチ公ショップ?」あ、そうだ。確かに犬グッズが他にもたくさんあった。だから、きっとうめも喜ぶだろうと思って期待して来たのに……。
 結局東急百貨店の案内所で聞くと、ハチ公ショップは無くなったとのこと。がっかり。でも代わりに「今なら地方名品コーナーにこれがありますよ」ということで「澁谷サブレ」(一応犬の形)を購入。でも、「博士のごほうび」、どこかで売っていないのかな……。


 さて、夜が明けてきたので、今日はこの辺で。
 「アイロン掛け」その他、某行事がらみの「メンチカツとハンバーグ」などのネタは、また次回にでも。

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7月6日
 相変わらず某行事の準備。やっと一段落した(このページ、1ヶ月更新していない……)。
 とりあえず、いくつかの出来事から、つれづれなるままに、書き進めてみます。


 先月25日、ようやく目処がついてきたので、これまでの書類を整理し、ファイリング。
 すると、《やはり私は正しかった その2》のネタを発見する。↓の5月22日の記事で、電話番号のタイプミスを書いたが、昨年の打ち合わせ時にもらった書類と、今年5月に送られてきた書類とでは先方の電話番号が違う……。なあんだ、私が文書を作る際に昨年の書類を参考にしたからだ。でも、とにかく確認して、印刷前に気づいてよかったと思う。

 そこで、ふと思い出した話。
 中学3年生の時に国語の授業で「奥の細道」の冒頭部(「月日は百代の……表八句を庵の柱に掛け置く」)を暗誦するという課題が出たことがある。何回かの授業の間に自分から手を挙げて暗誦できているかどうか、聞いてもらうことになっていた。
 その第1回目の授業、よどみなく暗誦するのはなかなか難しかったようで、皆どこかでつかえてアウトになる。そこで教師が私に「やってみるか?」と聞いたが、思わず「やめときます。」と返答した。すると教師が一言、「鍵本は完璧主義やからなあ〜」。言われてみればそうかもしれない(その次の授業では、最後に手を挙げ、完璧に暗誦した)。
 大学院の論文指導でも、指導教授に「まあ、論文というのは手元にあるといくらでも直したくなるから、これで出そう。」と言われたことがある。
 もちろん、どこかで踏ん切りを付けるのも必要だけれど、一応文章の校正等(製品を作ることだってそうだ)に対して、自分が責任を持って完璧を期す、という姿勢は大事だと思っている。

 それから、お役立ち情報。
 @Excelで、ページに勝手に見出しが設定されている場合。
  「ファイル」→「ページ設定」→「ヘッダー/フッター」→「ヘッダーの編集」で書き換え等が可能、ということを、せっぱ詰まって自力で調べた結果、できるようになった。これは画面では確認できないので、結構間違いが多いのである。注意しましょう。
 A同じくExcelで、入力した文字にふりがな(ルビ)を付けたい場合。
  「書式」→「ふりがな」→「設定」で、ルビを片仮名にするか、平仮名にするか、またルビ文字の大きさも設定できる。

 でも、素人の意見というのも結構お役に立つようだ。とある内輪のページに、私のプリンタドライバインストール記録を勝手に掲載。そのページ、しばらく遠ざかっている間に「格調高い(?)」レター用紙も作成されているし、便利なメールアドレス一覧もある。「宿直マニュアル」も参考になったし、息抜きに無意味に「ping」コマンドなんかも試したりして。ありがとうございます。また勉強させてもらいます。

 かたい話が続いたので、最後に、この4日に開花した百合の花の写真を。今もよい薫りがしています……。


6月8日
 ひょんなことから噂(?)の「KURE 5-56」を使う。
 聞いていたほどの効果があったかどうかはわからないが、とにかく「KURE 5-56」したもんね。(←人はこれを「KURE 5-56信仰」という……)
 (余談) 正確な引用ではないが、使用方法に「電気系統にはあっさりと、錆落としにはたっぷり多めに……」などとあって笑える。うたい文句も「あらゆる潤滑に!」だし。(こういうところも「信仰」を生む要因?)

6月1日
 夕方、仕事で頭が煮詰まった頃、ふと雀の鳴き声が気になる。あれは、普段外で鳴いている感じとは違うように思う……と、研究室を出て鳴き声の聞こえる西の方向に廊下を移動すると、大部屋の手前で姿は見えねど間近で鳴き声。どういう状況だろう……と思ったら、突然足元に近い物陰から一羽の雀が飛び出てくる(あ、びっくりした)。そして少しあたりを飛び回った後、開いていた窓から外へ。
 やはり迷い込んでいたのだろうか。飛び去った姿を見送りながら、切ないような、励まされたような気持ちになる。また雀の季節である。
 (2006年6月22日・7月17日の記事参照)

 自分の恥をさらすようだが、昨日から今朝にかけての私の失敗。
 自宅で使っているパソコン(私費で買ったLet’s note)と、職場のパソコン(公費購入。同じくLet’s noteだが自宅のより新しい機種)とでは、キーボードの配列が微妙に異なっているので、時々押し間違えて、予想外の事態になることがある。
 昨日の朝にもそれをやってしまったらしく、送ったはずのメールがない(「送信済み」にも「下書き」にもない。多分押し間違いで消してしまった)。それはもう一度作成・送信して何とかなったのだが、テストメールも含め、自分で自分(あるいは自分のメールアドレスが含まれるメーリングリスト)に出したメールが届いていない。かなり焦ったが、いろいろ調べてみた結果、「迷惑メール」に自分のアドレスも登録されていて、そちらに入っていたのだった。情けない。
 毎日何十通も迷惑メールを削除していると、たまにこういうことになるのである。何とかならないかな。


5月22日
 さらに誤字の話。
 某行事の仕事を相変わらずやっているのだが、一通り仕上げた書類、やはり時間をおいて、集中して見直す必要がある。なぜか電話番号が間違っていたり(これは私の入力ミスとしか考えられない……)、回り持ちで引き継いでいる間に助詞が1文字消えていたり、まあいろいろある。
 これで完璧!と思ったら、専門用語の間違いを他の先生が発見(「おち」を「大後」と書くなんて素人は知らない。物品購入だって、届いたものが果たして「真円的(しんえんまと)」かどうか、私では(他の先生でも)判断つかない。でも直感って意外と当たる)。
 結局何が言いたいかというと、やはり文章を書くには時間がかかるので、必要な時間はかけて下さい……というアドバイスです。

 というわけで、相変わらず更新は滞っている。
 今日のネタは、事務仕事。某書類を清書していて、昭和生まれの学生に親近感を持ってしまう。平成4年生まれなんて……。

 それから、授業で使っているCD/MDプレーヤーのACアダプタのコードが断線したので修理、というより新品と交換。
 現在「山月記」「方丈記」は朗読CDを利用している。そこで修理に出している間、同僚の先生のプレーヤーをお借りする。実はこの先生のプレーヤーはCD再生機能が故障していて、私のプレーヤーはMD機能が故障したまま、という状況。自宅でCDをMDに録音しなおして学校に持っていく。
 教室間を持ち歩くのに、少しでも軽い方がいいので、6年ほど前にこの薄型の機種を探して買ったのだが、現在これに代わる機種がない。コンパクトなのはいいのだが、コードも細いからか、学生が気づかず、教壇を横切ってコードにつまずき、断線させてしまう(これでコードの交換2回目……)。お借りしているものは重い分音質もいいので、お言葉に甘えてしばらく使わせてもらっている。
 しかし、せっかく新しいコードになっても、また断線するのかと思うとちょっと……。

(おまけ) この間、語彙史研究会で、ある先生の発表資料としてほととぎすの鳴き声を録音したものを拝聴。奈良のほととぎすは……。 


5月9日
 また生協弁当が2食の日(2006年10月12日の記事参照)。
 夜の会場を間違え、一瞬焦ったが、同じ京都烏丸エリアだったので助かった(最近やはり疲れている……)。そして結局、昼も夜も遅刻しながらも最後まで弁当を食べつつ、会議で発言するのであった。

5月7日
 またまた更新しないまま日にちが経ってしまいました。

 一応理由を述べておくと、9年に一度の某行事を担当しているからである。
 先日は賞品選定のために、以前も別の仕事で見たカタログを借りて、この予算ならどれがいい、などと学生とわあわあやっていたのだが、中には犬の「シェパード」や「警察犬」、「牛」(品評会用?)というジャンルもあって結構面白い。
 他の先生方にも見せたところ、フィギュアの動物シリーズやその他競技、「乳牛」「肉牛」のメダルの違いなど、結構ウケた。「JA」や「ライオンズクラブ」のロゴもある。学生にウケたのは「カラオケ」。「ゴルフ」や「ベールボール」はそれだけで別項目になっていて種類も多い。メジャーなスポーツはいいなあ、弓道なんてゲートボールより種類が少なかったりする……。

 以下、まとめて更新。

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5月2日
 このところ毎年恒例(でもないか)になった奈良脱出。今回は湖北地方に行く。
 途中は新幹線で通るし、反対側ならサンダーバードで通ったりするのだが、このエリアは未踏の地。

 実家から来る親は、まず目的地まで「自動券売機で切符が買えない」という。確かに、私の最寄り駅でも買えない距離である。いろいろ調べてみたのだが、「お出かけパス」は草津までだし、周遊キップにするには距離が足りない。待ち合わせは大阪駅だったので、「大阪で一旦改札を出ると安いかも」(特定区間のため)と言ってみたのだが、別にそこまでしなくてよいという。結局それぞれまともにICOCAとJスルーカードを利用。

 時間に余裕があり、1本早い電車に乗れたので、野洲駅で一度降りて、そのあと予定の列車に乗ることにする。親が昔(まだ新幹線のなかった時代)、同じ業界の人達と東京に出張に行き、そのうちの一人が野洲駅で降りたというのが思い出として残っているらしい。改札は出ずに、駅のベンチで、ペットボトルのお茶と、親にもらった飴で休憩。

 そして私が、実は奈良からだと近江鉄道利用とか、柘植経由というとんでもない経路がある……という話をすると、親は最近新聞に載っていた「大回り」と「鞍馬ケーブル」の話をしてくれる。さすがに「大回り」は体力的にチャレンジする気はないらしいが、鞍馬と坂本のケーブルカーは以前乗ったことがある。そして去年私が「銀河」に乗った時も、「『銀河』は昔東京出張の時に乗った、なつかしい列車です」と手紙に書き送ってきたような人である。きっと楽しかった旅の思い出とその時の列車というものが結びついているのだろう。

 それにしても最近旅するところは、結構整備工事が行われていることが多い。長浜駅もすぐ横に何かできるようであったし、去年は法隆寺駅近辺で一泊したのだが、その後今年になって法隆寺駅舎工事完成。一昨年前に行った出雲も最近歴史博物館ができた。さらにその前に一泊旅行をした赤穂城も、大河ドラマで取りあげられたあとだったのでかなり復元工事が進んでいて、まだ工事中のところもあった。今回最後に寄った彦根城は工事中ではなかったが、今年築城400年で話題である(「ひこにゃん」は知る人ぞ知る大ブーム)。それにしてもまさか彦根城の天守閣が入場するのに60分待ちとは思わなかった……。
 改修工事できれいになるのはいいけれど、どの駅に行っても同じような雰囲気、というのはやはり物足りなくて、旧長浜駅舎もしっかりと見てきたりするのである。

 最後に、「山は北、海は南、線路は東西」という地形で育った人間にとって、湖が西というのはかなり混乱しました……。


4月30日
 休日出勤したところ、夜に停電。午後7時過ぎに2回。
 翌日の職場メールではこの停電を「ログで確認した」とのことであるが、現場にいた感じでは、パソコンに向かってメールを作成していると、いきなり真っ暗……というか、パソコンの画面だけが点いていた。
 それから、研究室に用意してあった懐中電灯(やはり必要である。助かりました)で、残りの仕事をしていると、一旦復旧したのにまた停電。2回目のはメールにあった3分間より長かったと思うけれど。
 一応共同研究室にあるメールサーバの無事は確認し、停電があった旨このページにアップしておこう……(余談だが、最近このページは本来の趣旨を外れ、メールサーバ不調のお知らせ掲示板(?)になっていたりする)と思ったら、科のHP用サーバがダウンしていた……というわけで、今回はお役に立てませんでした。
 ところで、停電の原因がわからないのだけれど。また真っ暗になったら嫌だなあ……。

4月22日
 後輩と大阪駅で待ち合わせ。
 改装工事のため、待ち合わせ場所である「旅立ちの鐘」が最近時々移動している。今日は中央改札を出てすぐの所にあった。私には便利だったのだが、余所から来た後輩はかなり焦ったらしい……。

4月21日
 久しぶりに神戸市バスに乗ると、奈良交通と同じ「PiTaPaエリア拡大」のポスターが貼ってある。そしてその隣には「知っとう?」の見出しで始まる「kobe PiTaPa」のポスターが。この「〜しとう」(〜ている、の意)という言い方は同じ関西弁でも神戸独特のもので、就職してしばらく経った頃、同じく神戸市バス内で聞いた時に、奈良に移住した実感がじんわりとわいたのであった……。

 (おまけ) 6月1日からCI-CAの割引率が変わるそうです(特に昼間。前ほどお得にならない)。

4月18日
 某事務仕事。資料をいただいておきながら指摘するのは辛いのだけれど、「ご貴殿」は過剰敬語。例えば「令夫人様」も間違いで、「令夫人」だけでよい。ついでにこの4月からの用語(?)「准教授」も、パソコンで普通に入力すると「準教授」になるので要注意である。

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4月10日
 昨日、帰宅しようとバス停に行き、何気なく時刻表を見ると「26」の文字。このよく利用する便は27分発のはずなのに……。確認すると隅に「平成19年3月22日改正」とある。知らなかった。と、そこへ、このバスによく乗り合わせる先生が登場。やはりご存じなかったとのこと。果たして何人がこの時刻表改正を知っているのだろうか。

 さて、今日も同じバスで、また同じ先生とご一緒する。1分早くなったことで、JRの駅に余裕で着けるようになったとのこと(この方は、電車1本乗り損ねると、帰宅時間が1時間遅くなるそうなので、この差は大きい)。もしかしてJRとの乗り継ぎを考えての改正だったのだろうか……?


4月4日
 またまた一番前……(列としては初めての場所だが)。

3月31日
 「ハイキング(来月の学校行事)の下見→万葉集の研究会→下見につき合ってくれた後輩とディナー」という1日のためにはどういう服装で行くか少し迷う……。

 上記のスケジュール、天候がよかったのと後輩が健脚だったことで、無事にこなす。
 ただし「うぐいすの滝近道」の案内板の箇所は要注意。他は順調だったのに、ここだけまた珍道中になったのであった……。
 午後2時からの奈良女子大での研究会の会場は、ちょうど若草山が望める会議室だった。「あそこから下りてきたんだよね〜」と後輩としばし眺める。他の先生方は、我々がそんなところから来たとはご存じないであろう……。

3月22日
 この2年ほど懸案だった某資料集作成。ようやく完成した。
 今使っているノートパソコン(WinXP、Word2003)なら一太郎ファイルもWordで開ける。私はもともと一太郎ユーザなので、以前は自分の作成した資料のデータを人に渡そうと思っても無理だった。文字だけならコピー&ペーストで移せるのだが、表はどうしよう……と思っていたら、今回はWordで開くだけで表もきれいに出た。助かった。
 というわけで、これからも安心して一太郎を使おうっと。
 (付記 以前は電子ファイルを渡すことができず、結局細々と紙資料を回していた。それがまわりまわって立派なフォルダ入りFDが付いて返ってきたというのもありがたかった。皆さんのお陰です。感謝。)

3月16日
 後輩と夕食のため入ったお店にて。店員曰く「……左の小さなフォークでお食べ下さい」。店員の去った後、後輩と顔を見合わせて笑ってしまう。お店の雰囲気からすると「召し上がる」と言ってほしかったのだが。

 それから、今日生じた疑問を家に帰って調べてみる。吉野口から大阪に向かう場合の経路。
   全てJRで行く、JR吉野口(14:45発)→高田→王寺→大阪(16:06着)で1,110円
   阿部野橋まで近鉄を使う、近鉄吉野口(14:46発)→阿倍野橋…天王寺→大阪(16:06着)で940円
で迷ったのだが、
   JR吉野口(14:45発)→高田……近鉄大和高田→鶴橋……JR鶴橋→大阪(16:06着)で880円
には気づかなかった(当たり前か)。まあ次に乗るのはいつかわからないけれど。

 ついでに↓の件。JRの駅ではまだ「重ね技」でも大丈夫だった……(うっかりやってしまった。でもそろそろやめておこう)。


3月13日
 みたび(よたび?)、CI-CAの件。
 昨日の朝、いつもの通り通勤のバスに乗ろうとすると、ICカード読み取りエラーの警告音。少し前から看板は出ていたのだが、ついにICOCAとの「重ね技」が通用しなくなった(今までは他のICカードと一緒にパスケースに入っていても実は読み取り可能だった)。何かくやしい。
 他の乗客からの問い合わせがかなりあったのだろうか、今日行きのバスにはわざわざ読み取り機の横に小さな貼り紙、帰りのバスには「データー入れ替えの為」との貼り紙あり。

 この10日ほど風邪のため更新をサボっていました。ごめんなさい。
 この時期、鼻風邪が治りきらないでいると、必ず「花粉症や〜!」と言われる。しかも決まって花粉症の人に。どうも花粉症の方は仲間を増やしたいらしい……。
 
 ところで、最近のニュースを見ていて思い出したこと。
 3年前の今頃、その年度最後の社会人対象講座の仕事を終えて王寺駅近くで昼食をとっていると、近くのテーブルに座っていた、いかにも工事関係という風情のグループが「鉄の値段、そんなに上がってるん?それやったら、会社の鉄持って帰ったら俺ら大儲けか?」という話をしていたのだが、それが冗談でなくなっている……。

 ↑という話を書くためにWebで検索(キーワード「仕事の周辺 鉄鋼」)していたら、こんなところに身内の名前を発見して驚いたりする……。


 ついでに《二十数年間の寝癖》の話。

 先月実家に帰った時に、小学生の時以来、ずっと出さずに終わっていた「お雛様」を出した。そんなに大きなものではないのだが、まず、出した途端にガラスケースの木枠の一部が1本落ちた。それを木工用ボンドで修理しようとすると、他の部分も落ちかかってくる。それを何とかおさえて修理。「お雛様を飾る」なんて優雅なものではなく、いきなり「工作」になってしまった……。
 中身は薄紙できれいに包んでいたので大丈夫、と思ったら、三人官女の一人の髪の毛が少し浮いて「寝癖」になっていた。ごめんね。でもそれ以外は無事でした。
 飾る場所も、このテーブルでは狭くて無理、と思っていたところに置くことができた。子供の記憶というのは自分の体を基準とするので、小さい頃の思い出の場所を大きくなって訪れると意外に狭かったりする……という話を聞いたことがあるが、まさにそれで、もっとガラスケースは重いように思いこんでいたし、大きさももう少し大きいように思っていた。外側の段ボール箱の大きさばかり見ていたというのもあるかもしれないが。
 ともあれ、虫が喰っていないかと心配だったので、無事を確認できてほっとしている(「今頃出しても遅い」「早よしまわな」という外野の声はともかくとして)。


3月1〜2日
 成績処理業務からの現実逃避にwikiの文法(http://fswiki.poi.jp/wiki.cgi?page=Help)などというものを勉強……している場合じゃないったら(でも某項目で初めて人の役に立てたような気がする)。

2月23日
 《やはり私の仮説は正しかった、の巻》

 2月2日に記載した「謎のコンピュータ電源切れ」の件。

 1/31(水)、2/2(金)だけでなく、2/5(月)にも電源が落ちた。全て午前中、10時半前後。月、水は私は午前中授業がなく、だいたいメールをつなぎっぱなしにして部屋で仕事をしている。それでリアルタイムで気づいたのだが、5日にメールが使えなくなった時に、ふと気になってコンピュータのある大部屋に行くと、案の定、食器洗い機が稼働中(電源が落ちなかった2/1の木曜日は食洗機を使っていなかった)。
 そこで「食洗機を稼働させると、電気容量の関係で、コンピュータの電源が切れる」という仮説を立てたのだが、ネットワーク管理の先生方と午後7時頃から同じ状況を作ってみても、電源は切れなかった(そのあとバスで帰る時、よくお会いする先生に「遅いですね」と言われ「いや、あの、再現実験……」というやりとりをする)。

 その後、電子レンジと電気ポットを同時に使うとコンピュータの警告音が鳴るということもあったのだが、今日、食器洗い機稼働中に電気ポットでお湯を沸かしていると警告音が鳴るという現場に出くわした。やっぱり。他の機器との関係もあるので、その時々によって多少は電気使用量が異なるのだが。

 ところで今日もネットワーク管理の先生1名が不在。再現実験の折にその先生が唱えた「(パソコンが)さびしかった」という仮説が一番当たっているのかも?


2月16〜17日
 急遽東京に出張することになる。折角なので、東京在住の姉と夕食。
 昨年秋の東京出張でもそうだったのだが、最後姉に見送られながら中央線に乗るというパターンで、201系のオレンジ色の電車に乗ると、一瞬ここはどこかと思ってしまう(東京の車輌を確認すると「近畿車輌」製)。

 今回は水道橋のビジネスホテル泊。姉が乗り換え等を心配してくれたが、「確かお茶の水から各停の、黄色い電車で昔(今もだが)総武線ていってたのに乗るんだよね」と言うと「よくわかってるやん」と感心された。
 大学院〜オーバードクター時代(フリーター時代ともいう)は学会のため、毎年東京に一回は来ていた。当然今より時間もあったので、古書街巡りはもちろん、他にもいろいろな場所に行っていた。その記憶のお陰で今回のホテルの場所や研修の会場もすぐにわかる。ついでに以前行ったことのある代官山にも寄り道。
 母親も、昔(阪急梅田駅が今の阪急百貨店前の通りにあった頃)勤めていた時に毎日梅田を通っていたので、今では滅多に行かないけれど、阪急梅田〜阪神梅田駅周辺に関しては、私より詳しいことがある。「基本は変わっていないから」と言う。
 月並みの結論で恐縮だが、若い時の経験ってやっぱり大事だし、意外に役に立つものである。

 (おまけ) 誤字の話その3。
 某領収書、日付が間違っていた。最近はパソコンで前回のデータを手直しすればよいので、こういうミスは結構多いのである。自戒も含め、皆さんも気をつけましょう、という教訓。


2月3日
 誤字の話続き。
 某組織の書類、「弊○○」(「弊社」などと同じ使い方)のはずのところが「幣○○」となっている。これで2回目……。
 (11日 記)

2月2日
 朝から1〜4限の授業を終え、研究室に戻ってくると、メールが使えない(朝は大丈夫だった)。実は2日前にも謎のコンピュータ電源切れがあったばかりである。
 あいにく、復旧できる先生方が不在。ということで、一人の先生がご自分の個人メールアドレスから学内に連絡、他の先生は情報センターに連絡し、今日はメールの来ない静かな一日。

1月28日
 某出版物。私の名前がしっかり「有里」に間違えられていた……。まあ時々あるので今回はいいんだけど。
 ちなみに、フリーター時代の経験から、やはり誤字というのは一つの目安といえる。誤字のある書類を出す職場、あるいは急に目立ったところは他の面でもミスがあったりするし、逆に誤字のない職場(あるいは人)はやはり仕事が正確で、安心して任せられる。

 新年になってなぜか更新が滞ったまま1ヶ月が経ってしまった。別に意図的なものではなくて、年明けから大掃除にいそしんでいたり、単に夜さっさと寝ていたりしていただけである。以下、その大掃除等の顛末をいくつか。(2月11日脱稿)


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1月6〜8日
 大掃除をする。

 年末に気づいたのだが、この家に住んでもう8年になろうとしている(12月28日の記事参照)。にもかかわらず、考えたら家の様々なものの根本に「とりあえず」という要素があって、これはイカンと思った次第である。毎年多少は煤払いらしきものや家具の買い足しなどをしていたが、この3連休にちょっと腰を据えて、方針を考える。それにこの2年ほどまたずいぶん紙資料がたまっていたので、思い切って捨てる必要もある。

 《網戸との格闘》
 まず初日は網戸を洗う。風呂場でシャワーのお湯をかけただけだが、随分きれいになった。ただし風呂場には網戸が半分ほどしか入らない。下手をすると風呂場に続く台所にまで水がこぼれるので、結構力仕事。ついでに補修も(網が浮いている部分。数年前自分で張り替えた部分のゴムが細く、どうしてもゆるんでくる。考えた挙げ句、輪ゴムを切ってひも状にしたものを添えてみたらうまくいった)。

 それからガラス戸ふき。去年も年明け(!)にやったように思うのだが、随分汚れている。これは近所の某大手スーパー(およびその東側マンション)建設工事による粉塵と思われる。でも、開店日にしっかり粗品の紅白まんじゅう(先着1000名様)をもらったので、まあ許してあげる(まんじゅうは、食べきれないので学校に持っていき、先生方に賞味いただく。あ、そういえば工事前に「計画書」と建設会社社員の名刺、洗濯用石けんも配付されたのだった)。

 《重曹+酢》
 ここでお役立ち情報。
 今流行(!?)の「重曹+酢」、かなり効き目がある。一昨年ほど前から、新聞に載っている週刊誌の見出しを見て、我流で使っていた。引っ越ししてきたときにすでにくすんでいて、クレンザーなどを使っても落ちなかったステンレスの流しや洗面所の汚れが落ちて、感激していたのだが、年末に母親が正しい方法をテレビで見たというのでその紹介。

 @まず、コップ(私は注ぎ口のある計量カップを利用)を用意する。
 Aそこにまず重曹を入れる。
 Bその上に酢を注ぐ。
 Cすると泡立ってモコモコとかさが増える。
 D泡立つのが落ち着いたものを、汚れた部分に注ぎ、一時置いたあと、こする。

というもの。重曹と酢の分量はおよそ1:1、Cの段階であふれるおそれがあるので、重曹はコップの1/4ぐらいまでにしたほうがよい。場合によっては酢だけもう一度足したり、汚れにふりかけてもよい。

 今回この方法で、風呂場の蛇口付近を何気なく古歯ブラシで擦っていると、何だか色の違う部分が出てきた。擦りすぎてメッキがはげたか、と思ったが、よく見るとステンレス本来の輝き。引っ越ししてきたときからすでに水垢か何かで白っぽくなっていたのが取れてきた。嬉しくなって3日ほど毎日擦っていた。その他水回り、風呂場のいやな汚れも感動するぐらいに落ちた。「風水」じゃないけれど、やっぱり精神的にもすっきりする。

《大量の出版案内》
 それから紙ゴミ。出版社がいろいろと案内を送ってくれるのだが、この数年見ていないまま積んであるものが多い。
 この3日間でまず開封作業から始まり、いるものをとってあとは捨てる。他に、教材にするつもりだった新聞スクラップの山、研究室の改修工事の際に持って帰っていたらしい書類、その他非常勤先で使った「先週のプリント」の山etc,etc。かなり家のダイエットになった(ゴミ袋4杯分は出した)。来年度の教科書も選定できたし、必要な情報も見つかった。出版社の案内は今回まとめて見たので、重複しているものも見分けやすかった。
 ただショックだったのは、案内を見て買おうと思った本がすでに本棚に鎮座ましましているのを発見したこと(しかも1〜2冊ではない)。フリーター時代と違って、予算はあるから購入するが、結局読んでいない……。

《いづこも同じ……》 
 といろいろやっているうちになぜか3連休最後の夜になる。引っ越しを控え、私以上に大掃除に励んでいるはずの後輩に「大掃除未完」のメールを送ると、「大掃除放棄…」というメールが返ってきた……。


1月14日
 日曜日、さらに大掃除の続き。
 勉強机の引き出しを整理していると「協和埼玉銀行」の通帳とカードが出てくる。
 う〜ん、これって今何銀行だろう……。少額だが残高もある。解約していなかったか。他の通帳は昨年秋、今使っている口座にまとめるなどしたのだが。後輩の好きな「ミッフィー」のキャラクター通帳。
 結局インターネットで検索して、協和埼玉→あさひ→りそな、という経過がわかり(「あさひ銀行」ぐらいまでは覚えがあるが、その後の銀行統合はあまりに複雑)、西大寺に支店があることも調べた。
 就職するまでのいろいろなアルバイトで、先方が都合のよい銀行の口座を作るのでこうなるのである。「新宿西口支店」なんて私が行くはずないのだが、昔は、東京に就職する可能性も全く0ではなかったので、「とりあえず」置いていた……。


1月17日
 「差出人」の項がハングル文字のメールが来る(件名と本文はアルファベット)。
 昨年10月末に新しいパソコンに切り替えてから、すでに迷惑メールが3000通近く。ついに韓国から迷惑メールか!?と思ったら、よくよく見るとローマ字綴りっぽい。大学院で一緒だった留学生からだった。
 (日本でいうyahooメールかGメールに近い。広告の画像らしきものがある。またそのまま「返信」はできず、いちいちメールアドレスを入力しなければならない。でもその後何とか先方からも日本語で書いたものが届くようになった。)


1月22日
 朝、あまりに霧が出ているので、車で出勤予定だったが中止する。
 夕刊によるとJR大和路線、草津線で遅れ(朝のテレビの交通情報は、この程度では「平常通り運行」とアナウンスするので当てにならない)。夜の運転はだいぶん慣れたが、霧はまだ苦手……。

1月27日
 某組織の現地監査などというものに行く。
 その本部は京都の不便なところ。何回か行ったことはあるが、行きは地下鉄の駅からタクシーを利用、会議がだいたい午後5時以降に終了し、帰りは同じく監事の大学職員の方に地下鉄の駅まで送ってもらうことが多かった。
 今回は朝からそこに行き、夕方4時過ぎには終わったので、叡山電鉄で帰ることにする。駅(一乗寺)まで意外に近かったし、本数も結構あった(昔大原に泊まってこの辺りを旅した記憶から、もっと本数が少ないと思っていたのは私の勝手な思い込み)。しかも「スルッとKANSAI」にも対応している(おまけに駅で買ったカードの写真によると「比叡山坂本ケーブル」も加盟している)。果たして奈良交通の選択は正しかったのだろうか……。

2月3日
 ↑の件に続き、なぜかこの1週間に3回もこの組織の会議のため京都に行く(某監事の方曰く「監事が忙しいっていうのはよくないんですよね」。同感……)。